TTCかしわオープン 2004
ITF Men's Futures Japan F6 $15K / TTC Kashiwa Open 2004

最終日 2004/9/5(日)  戻る トップへ


今日もTTCに行ってきました。
会場に着いたのは、11時3分前ぐらいでした。
ちょうど試合開始の準備をしてるところで、主審や審判などは既に入場していました。
あとは選手の入場待ちというところでした。
昨日もでしたが、今日もかなりの観客がいました。
食堂もかなり混んでいて、店員さんもてんてこまいで大変そうでしたねー。
それでは、試合に行きます。


◆岩渕聡 def. Ti CHEN(TPE) 6-4 6-2

1STセットの第一ゲームは岩渕君のサーブでした。
確か、チェンがトスに勝ってリターンを選んだったような?
(うる覚え・・・。)
その狙いが当たったようで、チェンの強力なストロークが決まって、いきなりブレイクスタートでした。
その後はしばらくキープが続いたと思いますが、またまた空模様が怪しくなってきました。
そして、チェンのサービスでデュースが連続した時に、大粒が降ってきて中断となりました。
今日はインドアでスクールが無かった為、観戦者の椅子などの会場準備後、そっちに移って試合再開となりました。
ここは、確か岩渕君がブレイクして3オールになったと思います。
いや、キープだったかな? ここじゃなかったとしたら、次のチェンのサーブですね、ブレイクしたのは。
まー、そんな感じで(?)試合は進み、セット終盤を迎えます。
岩渕君5−4でチェンのサービス時の1ポイント目、チェンは岩渕君のリターンがアウトと思って見送ります。
しかし、ノーコールでした。
これに大声で抗議しますが、主審は自信を持って今のはグッドコールと言っていました。
微妙では有りますが、俺も入ってたと思いますね。
次のポイントで、バカ打ち気味の凡ミスを犯して0−30に。
そして、冷静にゲームを進めた岩渕君がブレイクして1STセットを取りました。
と書いてますが、この辺はスコアをあまり見てなかったので違ってるかもしれません。
2NDセットの第一ゲームでスコアを確認して、「あれ、1STセット終ってたんだ」と思ったもんで(笑)
写真撮ってたんで、試合の流れは見ていてもスコアボードは全く見てませんでした・・・。
暗くて上手く撮れなくて、デジカメの設定を色々いじったりしてたし。
2NDセットは序盤はキープが続きます。
でも、中盤ぐらいからチェンがなかなかポイントを取れなくなってきます。
試合中に思ったんですが、岩渕君って攻守の使い分けが上手いですね。
攻め時と守る時を分かってるようなプレイでした。
なので、相手に攻撃された時のミスが少ないんです。
ミスをするのは自分から攻撃した時なので、無駄なミスが少ないです。
それから、カウンター的なショットも上手いですね。
食い込まれて打ち損じることはほとんど無かったように思います。
プレイスタイル的にはカウンターパンチャーって感じはあまりしませんけどね。
でも、チェンの渾身のショットを、フラット気味のカウンターショットで角度を変えて、または深く返球してました。
これがチェンが思ってなかったところに打たれることが多く、かなりのミスを誘ってましたね。
思い出してみれば、昨日の添田君に勝った時も、これで添田君のミスを引き出してたように思います。
ビッグショットは添田君のほうが多くても、ポイントは岩渕君が先行してた理由はこれじゃないかと思いました。
試合終盤になればなるほどこの展開になり、最後のほうはほとんど一方的と言ってもいい内容でした。
今日も岩渕君の試合展開の上手さが印象に残りました。



◆Minh LE/Mark NIELSEN(USA/NZL) def. 有本尚紀/宮崎靖雄 7-6(4) 5-7 6-4

リーミンはアメリカ国籍だったんですね。
選手紹介で始めて知りました。
なので、名前は一応ファーストネームを先にしてます。
試合前は、そのリーミンのプレイが楽しみだったんですが、宮崎君のプレイに目を見張りました。
彼はダブルス上手いですねー。
ほれぼれするほどでした。
特にローボレー(特にバックハンド)の上手さが光りました。
ほとんどネットすれすれに返球するんですが、ネットしないんですよね。
浮かないから深く返球出来るし、相手の前衛にもつかまりにくいです。
たぶん、タッチが良いんでしょうかね。
サウスポーから放たれるサービスも強烈で、今日の最も印象に残った選手です。
有本君はやはりサービスが凄いです。
早い上に威力が有ります。
前半は細かいプレイにミスが有りましたが、後半はミスが少なくなってきました。
ニールセンはちょっと調子悪かったのかな?
正直、あまり印象に残ってません(笑)
でも、大きく崩れたりした印象は無いので、ステディなプレイをしてたんでしょう。
リーミンは、相手が良かったからだと思いますが、今まで見てきた試合よりは業師的なプレイは少なかったですね。
でも、1本だけ驚いたショットが有ります。
バックボレーでアングルに打った場面が有ったんです。
その時はインドアなのに打球音がしなかったので、どうなったんだ?って思ったんですよ。
俺が見てた場所は、リーミン側のコートのデュースサイドのサービスライン付近です。
つまり、コートを横から見てました。
リーミンはサウスポーなので、デュースサイドからバックボレーを打つと、ボールは俺が見てたほうから逆側に行きます。
あまりのアングルでボールが見えなかったのと、音がしなかったんで、もしかしてリーミンがミスした?と思ったぐらいです。
この試合もインドアだったので、ストロークはもちろん、ボレーでも打球音がします。
それが全くしなかったのは、たぶん、物凄い角度でラケットにボールが当たってたんでしょうね。
フレームショットに近いぐらいじゃないですか、きっと。
いやー、あれには驚きました。
打球音と言えば、シングルスの決勝時でインドアになった時、ニールセンとリーミンが端のコートで練習していました。
これが響くんですよね、インドアだから。
きっと、選手は気にならないんですよね。
俺もTTCのインドアコートでは試合(TTC主催の草試合ですが)したこと有ります。
4面全部に試合が入るので打球音はかなり響いてるはずですが、音がうるさかったって記憶は全く有りません。
だいたい、他コートを気にしてる余裕なんてないし(笑)
でも、観客だとかなりうるさく感じますね。
まー、最初の10分ぐらいで慣れちゃいましたけどね。
試合に戻りますが、1・2セットは一進一退でファイナルに突入しました。
ファイナルセットの最初のブレイクは有本君/宮崎君ペアでした。
確か、ニールセンのサービスをブレイクしたはずです。
でも、次の宮崎君のサーブを落とし、タイになります。
そして、ニールセン/リーミン5−4で迎えた宮崎君のサービスで、今まで綺麗に決まってた宮崎君のボレーが3本ネットテープに掛かります。
テープに当たってるってことは、凡ミスではないですよね。
ちょっとした手元の狂い、そしてパートナーの有本君にボ−ルが近かったなど、ホンのちょっとしたことでしょうね、たぶん。
かなり拮抗して面白い試合でしたが、最後はこのゲームをニールセン/リーミンがブレイクして勝負を決めました。



◇表彰式です。
 単複個別ではなく、ダブルス決勝後に両方行なわれました。
 プレゼンターは、あの沢松さんのおば様のWBダブルス優勝の和子さんです。(たぶん)
 沢松奈生子さんのお母様の順子さんではないですよね?
 そしてTTC理事長(と言ってたような?)の吉田さんです。
 沢松さんのおじ様、おば様でしょうか?
 それにしても豪華なプレゼンテンターです。

◇TTCの職員(コーチ?)達による歌のプレゼントということでした。
 岩渕君の為ということで、表彰台に立って聞いてと言われてました。
 でも、目の前で歌われるのも何だからと言うことで、他の選手達のところに戻ってました(笑)
 余興?ということであまり期待してなかったんですけどねー。
 これだけの少人数なのにソプラノからバスまでパート分けしてるようで、綺麗にハモってて驚きました。
 いや、上手かったですよ、マジで。
 これは相当練習したとみましたね。

◇そしてウィナーズスピーチと続きます。
 表彰式の最初でトーナメントディレクター(レフェリー?)の方から、去年優勝の台湾のルーの話が出ました。
 WB初戦突破で、現在は90位代とのこと。
 この大会で活躍した選手には世界に羽ばたいて欲しいとのことでした。
 ルーは、一昨年と去年と見ましたが、確かにサーブなどは超早かったです。
 怪我が多かったですが、潜在能力は高かったんでしょう。
 その話を受けてだと思いますが、来年は出ないようにしたいと話してました。
 自分みたいなベテランが出るのはどうなのかって気もしますが、とも言ってました。
 まー、AIGでの活躍など見ると、たまたま今はランキングが下がってるだけだと思うんですよね。
 来年はもっと上の大会で活躍して欲しいですね。

◇記念撮影です。
 ボールパーソン達はTTCのジュニア達とのことでした。
 小さい子が多いのでもたつく場面も多かったですが、良い経験だったでしょうね。
 去年よりは成長したようにも思いますし。
 去年はボーっとしてることも有ったしね。
 まー、でも、小学校の低学年(幼稚園?)ぐらいですから仕方有りません。
 選手も子供相手に怒るわけにもいかず、以外に良いかもと思いましたけどね(笑)


いやー、予選も含め、内容が濃くて面白い試合の連続でした。
こんなに面白く感じるのは、自分がテニスやってるからでしょうか?
いや、やってない人でも面白いと感じるはずです。
お近くの方は来年は観戦しましょう!
自分もプレイする人は絶対に役立つはずですよ。


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