第79回 全日本選手権大会
All Japan Tennis Championships 79th

本戦7日目 2004/11/20(土) vol.1  戻る トップへ


全日本選手権に行ってきました。
昨日の雨によりスケジュールが変更になってました。
今日の当初の予定は、確か男子シングルス以外は決勝しか見れないはずでした。
でも、女子シングルス以外のSFも見ることが出来てラッキーでした。
男子シングルスは5セットマッチから3セットマッチに変更になってましたね。
昨日は雨が降ってたのでちょっと心配でしたが、朝の8時ぐらいには太陽が出てきて良い天気になったので良かったです。
アザーコートの試合は、10時試合開始予定が10時30分に変更になってました。
コートが乾くのを考慮に入れての変更だったんでしょうかね?
それと、去年とは違って日中は暖かかったです。
とても11月とは思えませんでした。
それでは試合に行きます。


◇中村藍子ちゃんが茶圓鉄也君とセンターコートで練習してました。
 センターコートの女子シングルス決勝は11時開始でした。
 上で書いた通り、アザーコートは10時開始予定でしたが変更されてました。
 10時ちょっと過ぎに会場に着いたので、色々なコートを見て回ってました。
 藍子ちゃん以外では、田口/金ペアが8番コート(だったかな?)で練習してました。


◆佐藤博康/黎明 def. 加藤純/トーマス嶋田 46 76(11) 63
試合開始当初はリーミンにミスが多かったですね。
スピードに慣れるのにちょっと時間がかかったんでしょうか?
1STセットは、序盤に微妙なラインコールやミスジャッジでのやり直しなど不運が重なり、カトジュンがサービスを落とします。
次のリーミンのゲームも、これまた微妙なラインコールなど有って落とします。
佐藤君がかなり抗議してましたが覆らずのブレイクバックでした。
そんな感じで一進一退の展開でした。
そして、ゲームカウント5−4の佐藤君のサービスがブレイクされ、1STセットはトミー/カトジュンが取ります。
2NDセットは女子ダブルスをメインに見てたので、あまり詳しく見てません。
確かトミー/カトジュンペアが序盤からリードして、5−3か5−4になってたと思います。
そこを佐藤/リーミンがブレイクバックして追い付いたようです。
そしてタイブレイクに入ります。
序盤はトミー/カトジュンがリードしますが、セットが決まるポイントに近づくにつれて佐藤/リーミンが追い付いてきます。
自分達のサービスでもセットポイントも何回か有ったと思います。
佐藤君が簡単なスマッシュを狙いすぎてミスしたのも有りました。
これは本人も苦笑いするしかなく、かなりガッカリしてたようです。
そういう感じでトミー/カトジュンが追い付く展開でした。
トミー/カトジュンにもマッチポイントが有ったように思います。
いや、無かったかな?
ちょっとうる覚えです・・・。
この辺になるとリーミンの反応も良くなってきてましたね。
タイブレイクで一番活躍してたのはリーミンかも。
佐藤/リーミンが危ない場面もかなり多く、そこをようやく凌いだポイントで活躍してたので印象に残ってるのかもしれません。
何回かのチェンジエンドを繰返した後、最後は確かトミー/カトジュンの間をボレーが抜けたようだったように思います。
見たのはここまでです。
ファイナルセットはスコアだけ携帯で見てましたが、序盤から佐藤/リーミンペアがリードしてました。
そして、そのまま押し切ったようです。
センターコートのスコア掲示のところでも「嶋田、負けたよ!」って驚いてる人がたくさんいました。
俺もまさかトミーが決勝に残れないって思ってませんでした。
佐藤/リーミンペアは、柏のフューチャーズで見てから、試合が面白いので好きなペアです。
明日もやってくれそうな気がしてます。


◆新井麻葵/手塚玲美 def. 飯島久美子/波形純理 76(2) 36 64
これは上に書いた男子ダブルスと隣のコートで同時進行でした。
最初は男ダブを見てたので、こっちをきちんと見たのは1STセットの第9ゲームからです。
なんでちゃんと覚えてるかっていうと、ここで新井麻葵ちゃんがメディカルタイムアウトを取ったからです。
なかなかトレーナーが来なくて、かなり長い時間待ってたというのも有りますね。
治療は左足でした。
既にテーピングをしてましたが、その上にかなりキツクテーピングを巻いてました。
あれは結構重症だったんじゃないかな。
その後もあまり走れないようだったし。
試合のほうは、1STセットの最初は確か新井/手塚ペアがリードしてたと思います。
最初のころは純理ちゃんが狙われてた感じでした。
いいくみちゃんに打つと、決められてしまうからでしょうね。
そこから飯島/波形ペアが追い付いて、さらに逆転したはずです。
この辺から既に麻葵ちゃんの足がおかしかったんでしょうね。
そして、飯島/波形ペアの5−3での中断でした。
そこからは飯島/波形ペアは、ちょっと集中が落ちたような感じになってしまったようです。
いいくみちゃんはチャンスボールのミスが多かったし、純理ちゃんは1STサーブがほとんど入りませんでした。
これはタイブレイクに入っても同じような展開でした。
いいくみちゃんはかなりイライラしてたようでしたね。
麻葵ちゃんのサービスは、ほとんど入れるだけになってました。
利き手の反対側の足なので、サービスで踏ん張りが利かなかったんでしょう。
それでも、その後のショットが良いのであまり影響は無いようでした。
というか、そこのチャンスボールをいいくみちゃんがミスしちゃう感じでしょうかね。
手塚玲美ちゃんは、ヤル気は有るけど足が動かない麻葵ちゃんに頻繁に声をかけて、気持ちを切らさないようにしてたようでした。
前に落とされた時もカバーしてましたね。
でも、難しいですよね、こういう状況って。
あまりカバーしすぎるとオープンコートが出来てしまうし。
きちんと見たのは、ここまでです。
2NDセットの序盤は隣のコートから端々は見てました。
序盤から、いいくみ&純理ちゃんがリードしてたと思います。
その後はセンターコートに移動したので見てませんが、まさかこういう結果になってるとは思いもしませんでした。
麻葵ちゃん、明日は大丈夫なんでしょうか?
ちょっと心配ですが、本調子で有ればかなり楽しみな顔合わせになりました。

◇かなり時間が経ってからトレーナーの方が到着しました。
 メディカルタイムアウトは3分(だったと思う)なので、その前に負傷箇所の問診をします。
 そして、その後に治療の準備をします。
 テーピングのテープをカットしたりは事前に行なっておきます。
 そして、準備完了の時にトレーナーが主審に合図。
 そこからメディカルタイムアウトがスタートします。
 今回は何回もこの場面を目撃しましたが、全部このパターンでした。



◆佐伯美穂 def. 中村藍子 76(12) 64
1STセットのタイブレイクは凄いスコアだったようです。
見たのは2NDセットからなので、1STセットは全く見てないんですよね。
なので、そこからの感想になります。
この対戦は、東レの予選でも見たように記憶してます。
その時は藍子ちゃんの身体が良く動いていて、ショットのキレも良かったように思います。
今日は逆のパターンでしたね。
藍子ちゃんは、佐伯美穂ちゃんの打つコースが読めてないようでした。
なので体重の乗らない返球になってしまうし、返球出来てもチャンスボールになってしまうケースが多かったです。
それでも、自分の打点に入れた時のショットは威力が有りました。
ウィナーはかなり取ってたと思います。
でも、単発になってましたね。
2NDセット全体と見ると、美穂ちゃんのコートを広く使ったショットを返球しきれずにミスを量産、または甘いボールを返してしまうといった展開でした。
そして、次を確実に決めた美穂ちゃんがスコア以上に差を付けた印象です。
それと、今日はドロップショットも結構使ってましたね。
今まであまり使ってた印象は無いですが、バックハンド攻めをされた時に使ってたようです。
これも藍子ちゃんが的を絞れなかった要因かもしれません。
美穂ちゃんは勝利の瞬間、感極まったようでコーチの元に駆け寄ってました。
藍子ちゃんと握手する前にです。
これだけだったらまだ良かったですが、ウィーナーズスピーチもコーチの方を向いてやってました。
表彰台の正面のVIP席やカメラマンの方は1回も向かなかったように思います。
勝利に水を差すつもりは無いんですが、ちょっとガッカリだったかなー。
まー、HNKのインタビューを受けてる時も涙声だったので、よほど感激したんだと思います。
最近は怪我も多かったようで、支えてくれたコーチにはとても感謝してるんでしょう。
会場では「ちょっとなー」と思いましたが、今では「おめでとう!」と言ってあげたいですね。

◇歓喜の初優勝!!

◇NHKのインタビューです。

◇準優勝の藍子ちゃん、優勝の美穂ちゃんの表彰です。

◇ウィナーズスピーチ、記念撮影と続きます。


◆金恵美/田口景子 def. 山本麻由美/米村知子 64 36 63
これは面白い試合でした。
見たのは1STセットの中盤からです。
確か、女子シングルス決勝が終わってから見に行ったんだと思います。
同じような人が多かったらしく、かなりの人だかりでした。
多くの人が、シングルスとは違ったダブルスの面白さを堪能したことでしょう。
やはり、KIM/田口ペアはダブルス上手いです。
彼女達は固定ペアのようで、いつも組んでる印象が有ります。
これって凄く大きいですよね。
いつも組んでると、どこまで取ってくれるかとか、カバーが必要なケースとかが分かってきます。
分かってくるというか、身体が覚えるって感じなのかな。
ダブルスはシングルス以上に考える時間が無いので、これって重要だと思います。
まー、プロと一般人は全然違うとは思いますが、素人の俺でも凄く実感することですから。
それと、逃げのボールが上手いですね。
ダブルスの場合ってオープンコートが少ないですが、ここに打てば逃げられるっていうは有ると思います。
それを身体で知ってる感じでした。
なので、特に強打する必要も無いんでしょう。
ハードヒットは山本/米村ペアの方が圧倒的に多かったです。
金/田口ペアの強打は、ダウンザラインに打つときぐらいでしたね。
それでも攻撃された時は上手く逃げて、自分達のポイントに繋げてました。
2NDセットに入ると、田口景子ちゃんにちょっとミスが増えてきました。
特にチャンスボールでのミスが痛かったですね。
これで序盤から山本/米村ペアがリードしました。
対する山本/米村ペアですが、よねともちゃんはサーブが良いですね。
エースも何本か取っていて、スピードが有りました。
山本麻由美ちゃんはフォアハンドが良かったかな?
ストロークのスピードは山本/米村ペアの方が有りましたからね。
見たのは、2NDセット終盤ぐらいまでです。
ファイナルセットは、金/田口ペアが取って勝ったようです。
彼女達は、初めての決勝ですよね?
明日も面白い試合になりそうで楽しみです。


◇vol.2へ続きます。


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