AIG OPEN 2003
AIG Japan Open Tennis Championships
最終日 2003/10/5(日) Vol.2
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◇vol.1からの続きです。
◆Rainer Schuettler def. Sebastien Grosjean 76(5) 62
グロージャンにとっては、昨日と逆の展開でしたね。
最初は、あの飛び跳ねるような独特のプレイが冴えを見せて最初のシュトラーのサービスをブレイクして、その後も優勢に試合を進めてました。
しかしシュトラーと言う選手、派手さは有りませんがメンタルも強く、足も速くて、尚かつ諦めない選手ですね。
グロージャンは今日もかなりの回数ボレーに出ていて最初は上手くいってましたが、シュトラーにパターンを読まれ出すと、逆にパッシングで抜かれる場面が増えてきました。
1STセットでブレイクバックしたポイントも、ほとんどグロージャンのポイントでしたが、フォアハンドのランニングショットのパスでした。
グロージャンは、タイブレイクの5−4でのフォアハンドのエラーが痛かったです。
シュトラーがアドサイドに追いやられてる状態でのチャンスボールで、センター付近からデュースサイドのサイドライン際へ打ったんですが、これがわずかにサイドアウトでした。
あれが決まれば6−4でセットポイントでしたから。
その後は、シュトラーの冷静なプレイにテクニックを発揮させてもらえなかったという印象です。
後半に行くに従って、シュトラーがコート中央からフォアハンドでクロス、逆クロスと打ち分けるシーンが増えて、このボールに伸びが有る為に返球できない、出来ても甘くなるという展開が多かったように思います。
表彰式では、シュトラーは久々の優勝はとても嬉しいと話していました。
このシュトラーですが、数年前にはアザーコートでひっそりと負けてたのに、今では第1シードでの優勝です。
キャラやプレイスタイルは相変わらず地味ですが(失礼!)、強くなりましたね。
◇女子シングルス決勝があまりにドラマチックな試合で見入ってしまった為か、疲れてしまって男子は少ししか写真撮ってません。
試合中の写真はここに載せたのが、ほぼ全てです。
◇ボールを会場に打ち込むシュトラー。
サインボールの打ち込みかな?と思いましたが、表彰式の写真の前に撮ってるので、勝った直後の写真じゃないかなー。
嬉しそうですね!
いや、偉い人らしき人が写ってるから、勝った直後では無いのかな?
そこまでは覚えてないなー(笑)
◇表彰式です。
賞金ボードの写真見ると、背広の方と二人でダブルス優勝したみたいですが、当然のように違います(笑)
スポンサーの方との記念撮影だったと思います。
◇これは、いったい・・・?(笑)
◇そして、ウィナーズスピーチと記念撮影会(?)です。
優勝おめでとう!
◆Justin Gimelstob/Nicolas Kiefer def. Scott Humphries/Mark Merklein 67(6) 63 76(4)
選手紹介で気が付きましたが、ハンフリーズ/メルクレインは1回戦でシングルスシードペアのバーグスミューラー/シュトラーに完勝したペアだったんですね。
それまで気が付きませんでした(笑)
1STセットの序盤はギメルストブ/キーファーの個人技でリードした感じでしたが、ハンフリーズ/メルクレインも中盤でブレイクバックして一進一退の展開でした。
タイブレイクもギメルストブ/キーファーが有利に進めてましたが、最後のワンチャンスをものにしたハンフリーズ/メルクレインが先取しました。
2NDセットは中盤で1ブレイクしたギメルストブ/キーファーが取り返して、ファイナルセットに突入。
サーブが落ちやすいのは、相変わらずミスが多いギメルストブのサーブと、ちょっとサーブが弱いハンフリーズのサーブ(と言ってもそんなに差は無い)なんですが、これをお互い何とかキープして拮抗した展開になりました。
特にハンフリーズ/メルクレインペアは、ブレイクされそうになる事が多くて(たぶん合計10本ぐらいのブレイクポイント)かなり危なかったですが、相手のミスにも助けられてキープしていました。
アドサイドのキーファーにブレイクするポイントが来ることが多かったですが、寒くなってきた為かリターンがほとんど返らなくなり、かなりフラストレーションが溜まってたようです。
大声を上げたり、ラケットを叩きつけたりする事が多かったですね。
そんな感じでタイブレイクに突入して、一時は4−1とギメルストブ/キーファーがリードしましたが、ハンフリーズ/メルクレインもギメルストブのサーブを2本ともブレイクするなどして4オールに追いつきました。
ここで、メルクレインがダブルフォルトしたのが痛かったですね。
これでギメルストブ/キーファーの5−4となり、次のキーファーのサーブを2本きっちりキープして、ギメルストブ/キーファーの勝利でした。
キーファーはサーブを散らすのが上手いですね。
リターンのサイドがアドサイドでバック両手打ちって事で自分と同じなので、メルクレインのリターンの場面を良く見てましたが、ワイドに追い出すサーブはもちろん、ボディ、センターへのスライスサーブと的を絞らせないサービスを打ってました。
特にボディに来ると両手打ちは非常にキツイ。
(俺だけ?(笑))
ま、キーファーもスタイル的には同じなんですが、彼は有る意味、天才的なのでちょっと参考にならない感じでした(笑)
(ちなみに、ハンフリーズとギメルストブは左右片手のプレイヤーです。)
ハンフリーズとメルクレインですが、ダブルス巧者らしくボレーが非常に良くて反応も早く、面をきっちり作ったのボレーはしっかりスライス回転が掛かっていてホレボレするようなボレーでした。
ギメルストブは強烈なサービスを軸にした感じの大味なプレイ、キーファーはご存知の通りで、どこに打ってくるか分からない感じに加えてショットに威力が有りました。
ファイナルセットの終盤はポイント毎に大きな拍手が有り、修造君が試合前にレクチャーした通り、ヨーロッパの試合で良く有るブレイクポイントなどの大事なポイントで、少しづつ早くしていく手拍子のような拍手(説明しずらい(笑))も有って、試合が引き締まる感じでした。
ATPの人も、修造君に対して「いったい日本の観客はどうしたのか?観客が突然テニス通になったようだ。」(そんな感じだった。俺の意訳なんで実際は違うかも)と言ってたらしく、非常に良い雰囲気でした。
◇ダブルスは、試合中の写真は一枚も撮ってなかったようです。
試合に集中してたのと、選手の動きが早いのでどうせ撮ってもピンボケ写真ばっかりかも、と思ってたんでしょうね、きっと。
そんなわけで、いきなりですが表彰式です。
優勝カップもらうと、選手たちって絶対確認しますよね?
2枚目は2人同時に確認してるところです(笑)
◇ウィナーズスピーチです。
相手に向かって言ってるので、お互いに組んで良かったと話してるところかな?
◇そして、記念撮影です。
次の観戦は、たぶん11月の全日本選手権になりそうです。
去年、初めて序盤の試合を観に行ってかなり面白かったので、今年も序盤の試合も行きたいと思います。
休みは取れないかもしれないんですけどね・・・。
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