AIG OPEN 2003
AIG Japan Open Tennis Championships
本戦1日目 2003/9/29(月)
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AIG本戦1日目、行って来ました。
今日は、日頃の寝不足+観戦疲れ(歩き疲れか?(笑))で起きられなくて、会場に着いたのは11時過ぎになってしまいました。
本戦を観に行った最初の日は、だいたい最初にセンターコートに行きます。
大会の設備や売店等がどうなってるのかチェックするんですが、ドローがまだ全部準備されていませんでした。
前、有った(全日本の時かな?)PCを使ったような画面のスコアボードもまだ準備中のようでしたね。
夕方ごろになって、ようやくダブルスドローを貼り付けてたようでした。
そんな感じで設備を見ながらセンターコートに入ったんですが、里華ちゃん対カーギルの試合は既に里華ちゃんのトリプルマッチポイントでした。
1本逃がしましたが、次のポイントをカーギルがネットミス(たぶん)して、本日の日本人の勝利ラッシュの先駆けとなりました。
それでは、その後に見た試合の中から、印象に残った試合を書きたいと思います。
◆Ting Li def. Zi Yan 67(1) 63 63
◆Tian Tian Sun def. 中村藍子 75 63
中国対決のリは、昨日に続いてまたまた長い試合でした。
前から思ってたことですが、中国の選手って皆プレイスタイルが似てるように思います。
フォアが片手か両手かというような違いは有りますが、基本的にはフラット系のサーブとストロークで相手を振るテニスです。
スライスで緩急を付けたり、ドロップショットを打ったり、中ロブを使ったりというような事はあまり有りません。
つまり、テニスの幅は狭いんです。
だから、拮抗してくると長くなってしまうんでしょうね。
でも、これが弱いかというと全然そんな事ないんですよねー。
上位4人を除いた日本人の第2グループは、これから苦しめられる事になりそうです。
今回も、不田涼子ちゃん、中村藍子ちゃんがやられました。
あ、幅は狭いと言ってもテクニック的に劣ると言うことでは無いですよ。
単なるプレイスタイルの違いと言う事です。
◆岩見亮 def. Werner Eschauer 60 64
この試合は最後の数ゲームしか見てませんが、岩見君、今日は最初から飛ばしてたようですね。
見た時は既に2NDセットで1ブレイクアップしていました。
相手のエスシャー(発音、全く分からず)も最後は開き直ったのか、岩見君のサービスゲームでは思い切った攻撃を仕掛けてきて、常に先行されてブレイクポイントも何本か有りました。
でも、今日はサービスが良かったです。
特にデュースサイドからのスライス気味のサービスが良くて、その為、センターへのフラット系のサービスも効果が有ったようです。
先行されてもサービスウィナーで逃げ切り、序盤のリードを守りきりました。
最後は大拍手とサイン攻めに有っていて、柏のフューチャーズで見たときは誰もサイン求める人は居なかったけど、とうとうここまで来たのか!と親心のようなものを感じてしまいました(笑)
明日は早速アンチッチと試合が有るようです。
これも楽しみです!
◆Arantxa Parra def. Antonella Serra Zanetti 61 62
今日は、初めてパラ(パーラ?)を見れるのでとても楽しみでした。
アランチャって名前からして粘り系?(またはテクニシャン?)と何となく思ってましたが、全然違ってました(笑)
左右両手打ちからのハードヒットが武器の選手ですが、ロシアンフラットのようにフラット系ではなく、スペイン人らしくスピン系のボールが基本のようです。
スタイル的には、アントニラの姉のアドリアナっぽいかな?と思いましたね。
アントニラとアドリアナはプレイスタイルが全然似てませんけどね(笑)
あ、スペインの先輩のマルタ・マレロをちょっと攻撃的にしたようなプレイスタルかも。
試合の方は、アントニラのサービスが1STセット途中から突然入らなくなり、ダブルフォルト連発でした。
それまで互角に進んでた流れを自分から放棄したような形でした。
パラのサービス時もブレイクポイントがたくさん有りましたが、そういう時に限ってパラの1STサーブが効果的に入って、流れは変わりませんでした。
今日初めて気がついたんですが、アントニラってフラット系のボールを打つときに、テイクバック中に一旦ラケット面をフラットに(つまり地面と垂直に)するんですよね。
そういうのって見たこと無くて、ちょっと面白かったです。
◇この日もほとんど写真を撮ってませんねー。
やっぱりもったいない・・・。
下の写真は、左がパラ(パーラなのかな?)、右はアントニラです。
アントニラって近くで見ると姉のアドリアナに似てないですが、こうやって写真で見ると何となく似てますね。
やはり姉妹だけあります。
◆Zi Yan/Jie Zheng def. Jill Craybas/Silvija Talaja 64 63
前にも書きましたが、テニスの幅としてはクレイバス/タラヤの方が引き出しが多いです。
今日も、ドロップボレー、ドロップショットやアングルショットなど、中国ペアにはあまり無い攻撃をした場面も多かったですね。
中国ペアの攻撃ってシンプルなんですよね。
シングルスと同じですが、フラット系のストロークからチャンスボールをポーチって感じで。
でも、やる事が少ないので迷いが無いというか、追い込まれても全然平気というか、中国ペアが負ける感じはしませんでした。
クレイバスは、簡単なスマッシュを何本かミスしたりして、ディフェンディングチャンプなのに大丈夫か?って思いました。
元々パワーを使うテニスでは有りませんが、上半身の力が無いのかなーと言う感じでしたね。
◇中国ペアです。
彼女達って結構可愛いんですよね。
◇そしてクレイバス&タラヤです。
内容的には負けてなかったと思うんですけどね。
でも、勝てる感じはあまりしなかったかなー。
◆Scott Humphries/Mark Merklein def. Lars Burgsmuller/Rainer Schuettler 63 64
勝ちペアはダブルススペシャリスト、負けペアはシングルススペシャリストなんでしょうか。
ドローをちょっと見たところ、ハンフリーズ、マークレインはダブルスのみで、バーグスミューラー、シュトラーはシングルスのシード選手です。
(見落とし有るかも。)
試合全部は見てませんが、バーグスミューラー/シュトラーペアの敗因の最大の理由は1STボレーだと思いました。
リターンや予測が良いのもあるでしょうが、ダブルススペシャリスト達は浮いてこないリターンでも1STボレーで叩けるんですよね。
シュトラーの1STボレーは深いんですが、それだけなんです。
あれが一般人だったら超深いボレーでとても良いボレーですが、あのレベルになると深いだけではパッシングで抜かれてしまうんです。
もちろん、そのパスをボレーする技術の違いも有るでしょう。
シングルスシードペアに勝ち目は全く無かったと言ってもいい試合でした。
◆藤原里華/Emmanuelle Gagliardi def. Evie Dominikovic/Maria Kirilenko 36 63 62
里華ちゃんとガクリアディは組んだ事有るんでしょうか。
これまた試合全部は見てませんが、話す場面がとても多くコミュニケーションはバッチリのようでした。
実績から言って里華ちゃんがリードするのかな?と思いましたが、エマニュエルがリードする場面も有り、どちらが主導権を取ると言った感じでは無いのかもしれません。
(エマニュエルって言うと、何か想像してしまいますが(笑))
対するエヴィー/キリレンコは、これは当然、年齢からしても実績からしてもエヴィーがリードでしょうね。
でも、思ったより相談してる場面は少なかったです。
ファイナルセットは2−0とエヴィー/キリレンコがリードしましたが、そこから6ゲーム連取で里華/エマニュエルペアが勝ちました。
◆Maria Sharapova/Tamarine Tanasugarn def. Kyung-Mi Chang/Jin Hee Kim 63 62
これはもう個人技で上回ったと言っていいでしょう。
序盤は競ってましたが、徐々にタミー/シャラポワペアが差を付けた感じでした。
あまりしゃべらないシャラポワを、タミーが笑顔で盛り上げてたのが印象的でした。
◇ナイターでボケボケな写真ですが、何とか見れるのを載せます。
◆岩渕聡 def. Cecil Mamiit 76(4) 62
この試合は、今大会で初めて最初から最後まで見た試合です。
1STセットは、岩渕君が序盤2−0としますが追い付かれ、どちらが取るかわからない状態でタイブレイクに突入しました。
タイブレイクも一進一退の攻防でしたが、わずかの差で岩渕君が取ると2NDセットは様相が一変しました。
岩渕君は、元々、リラックスしてる感じのプレイだと思いますが、より一層、力が抜けた感じで鋭いショットがたくさん有りました。
特にフォアハンドの高い打点からのフラット系のダウンザラインは、ちょうど真後ろから見てただけに感動ものでした。
ホントに綺麗にスーっと飛んでくんですよ。
序盤は失敗してましたが、時々ネットプレイを織り交ぜて、的を絞らせなかったのも良かったんでしょうね。
いやー、日本人男子が二人も2回戦に進むなんて、今まで有りました?
しかも、まだ1回戦終ってない選手が本村君、寺地君、貴男君と3人も残ってるのにね。
明日はどうなるでしょう、日本男子勢。
こういう時って、相乗効果で盛り上がりそうですよね。
楽しみですよね。
最初にセンターに行った時にプログラムを買ったんですが、係りの人に「抽選できます」と言われて抽選箱からボールを取ったら、サイン会が当たったとの事。
第3試合後にイベントブースに行ってください、と言われたので行きました。
(と言うか、行ったら偶然行ったらちょうど始まるところだった(笑))
選手名を見ると、何とアンジーになってるでは有りませんか!
エー、昨日もらったばっかりなのに!と思いましたが、サイン会のサインはどんな感じだろう?と思い、一応並びました。
結果から言うと、まったく同じサインでした。
でも、今、フェドの時のを見返しましたが、サイン自体はその時も同じですね。
ただ、その時はその下にフルネームで「angelique widjaja」と書いてあるだけですねー。
昨日は記憶だけで前とサインが違うと書いたけど、どうやらウィーネちゃんと勘違いしたのかも(笑)
今日のサインGETは、男子は、ヴィンシゲラ、バーグスミューラー、シュトラー。
女子は、クレイバス、A.スピアーズ、A.パラ、アントニラ、J.ジェン、Z.ヤン、ガグリアディ、ドミニコヴィッチ、そしてサイン会のアンジーでした。
まだまだ感想は有りますが、さすがに眠いのでこの辺で終ります(笑)
明日もまた楽しみです。
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