AIG OPEN 2003
AIG Japan Open Tennis Championships

予選2日目 2003/9/28(日)  戻る トップへ


AIG予選2日目、今日も行って来ました。
今日は試合数が昨日より少なかったんですが、競った試合が多くて全試合終了は5時ぐらいでした(たぶん)。
会場に着いたのは、試合開始30分前の9時半ぐらいでしたが、既に駐車場は車でいっぱい。
ヨネフェス目当ての客でしょうね。
親子連れがとっても多かったです。
センターコートには会場に着いて最初に行きましたが、当然、まだ始まってなくて、アッコと里華ちゃんがラリーをやってました。
結局、センターに行ったのはこの1回きりで、あとはずっーとアザーコートにいました。
いつもと会場の雰囲気が違ったせいも有るけど、基本的にプレイヤーが営業用スマイルで何かやらされてるのを見るのってあまり好きじゃないんですよね。
もちろん、こういうイベントは集客力が有るので賛成ですけど。
現役選手がキッズテニスをやってるのも、あまり好きじゃない。
伊達ックみたいに引退してれば全く問題ないけど。
と、個人的な意見は置いといて(笑)
印象に残った試合などの感想です。

◆佐伯美穂 def. Mi-ra Jeon 61 76(11)
1STセットは佐伯さんの強力なフォアハンドが炸裂して、ミラ・ジョンはほとんど何もできずに取られた感じでした。
2NDセット中盤までは同じ様な展開でいたが、ここでカウンター&コントロールプレイヤーの面目躍如と言うべきか、東レの予選の時と同じくバックのアングルショットが効果的に決まり始めてチャンスを作り、それをフラット系のボールで仕留める感じで、徐々にミラ・ジョンのペースになっていきました。
2NDセット中盤からタイブレイクにかけては、どっちが取るのか全く分からない展開(というかミラ・ジョン有利か?)でした。
2ND取られたら危ないなーと思ってたんですが、何本かのセットポイントを逃れて、佐伯さんのマッチポイントで彼女はサーブ&ボレーをしました。
これは、1STボレーが甘くなってポイントを落しましたが、結果的にはネットへの展開が良かったんでしょう。
勝負を決めたプレイは、佐伯さんのドロップショット&ネットに対して、ミラ・ジョンのショットがアウトになってジ・エンドでした。
(だったと思うのですが、違ってたらごめんなさい・・・。)

◇この時は対象的なプレイスタイルだと思いました。
 半年後にはそうでもないと思わされましたけどね。
 佐伯美穂ちゃんのフォアハンドは、やっぱり日本人離れしてますねー。


◆Ting Li def. Ivana Abramovic 67(3) 61 76(5)
これが超長い試合で、3時間ぐらいやってました。
しかも、お互いあまり緩急を付けたりしないので、振り回し合いと言った感じで体力の消耗もかなりのもんだったでしょう。
ファイナルセットは、ワンブレイクダウンから追い付いたアブラモビッチ(発音不明)が、タイブレイクでも2ダウン(1ダウンか?)から挽回しましたが、わずかの差で中国のリが振り切りました。
実はタイブレイクに入る前のファイナル6−5のリのマッチポイントの場面で、アブラモビッチのボールがアウトくさかったんですが、ノーコールでした。
アブラモビッチ陣営も苦笑いしてましたが、あれはアウトと言われてもおかしくなかったなー(笑)


◆岩見亮 def. Peter Luczak 36 61 63
岩見君、やりました!
WCもらえませんでしたが、自力で本戦キップをもぎ取りました。
相手のルクザック(読み方分かりませんが・・・)は、欧米人特有な感じの大きなテイクバックから少しスピン気味のフラットドライブ(何て説明すれば良いのか分からん(笑))の強打で始めはウィナー取りまくりな感じでした。
初めて岩見君を見た人は「完敗かな?」と思ったと思うけど、彼がそういう場面から逆転したのを何回か見てるので、俺は全然そうは思わなかったですね。
試合の最後の方では、岩見君の早い攻めに相手のテイクバックが間に合わない感じでした。
ちょっと伊達さんと対戦したコンチータ辺りを思い出しました(笑)
本戦1Rは聞いたことないオーストリアの選手ですが、頑張って2回戦のアンチッチと対戦して欲しいです。


◆George Bastl def. Danai Udomchoke 36 63 76(5)
この試合を見て思ったんですが、ウドムチョクと岩見君ってプレイスタイルが似てると思いました。
お互い小柄でシングルバックハンドで、尚かつ、動きもスピーディーでキレのある鋭いショットを得意とする辺り。
ダナイ(ウドムチョクの事ですよ)もファイナルセットで1ブレイクダウンから追い付き、タイブレイクも1−5から追い付いたんですが、4−5の時のロングラリーを落して、その後1ポイントは返しましたがそこまででした。


◆Michel Kratochvil def. Guillermo Canas 46 61 64
「カナス」はホントは「カニャス」らしいので、そう書きますね。
これが予選とは惜しい顔合せですよね。
プレイのタイプとしては、チャンスボールはライジング気味で左右コーナーに打ち分けるハードコートプレイヤーのクラトチビルと、少し後方からスピンボールで相手を振るクレイコートブレイヤーのカニャスと言った感じで、ロングラリーの後のカニャスはかなり疲れてたようでした。
クラトチビルの方が、明らかに省エネテニスですね(笑)
それでも、気合の入ったプレイでカニャスも対抗して、良い試合でした。
ファイナルセットはクラトチビルが先にブレイクしましたが、カニャスも4オールに追い付きました。
実はここまでしか見てないのですが、その後はクラトチビルが2ゲーム連取したようですね。
クレイコートだったら、たぶん逆の結果だったでしょう。

◇この対戦がアザーコート(1番コートだったかな?)で行われたんですよねー。
 ちょっと前だったら、GSの3回戦辺りの対戦でもちっともおかしくない組み合わせなのにね。
 だからなのか、観客も一杯いたような記憶が有ります。


今日のサインの収穫は、男子はキーファーのみ、女子は、スン、佐伯美穂ちゃん、スーハ、リ、タミー、アンジー、カタリナでした。
そうそう、タミーが突然いたので驚きましたよ。
何で居るの?って感じで(笑)
最初は、またダブルスだけ?と思いましたが、本戦ドロー見るとシングルスにも出るようですね。
アンジーのサインは、前回のフェド(4月)の時から、かなり簡略化されてました。
あの時は、何て書いてるか読めるほど丁寧でしたけど(笑)
中国のスンとリは漢字で書いてありました。
読もうと思えば読めそうです。
(「李」というのは、はっきり分かる。)
男子選手は顔見たこと有っても、名前がさっぱり分からないんですよね。
「あれ?、何か見たこと有るけど、これ誰だっけ?」というのばっかりで、結局キーファーしか貰いませんでした。
でも、ひとりで来てるらしい高校生ぐらいの男の子が、昨日、今日とたくさんの男子選手にサインもらってて、しかも、顔と名前を分かった上でサイン貰ってる感じで驚きました。
俺も女子選手だったら対抗できますが(笑)、男子選手はホント分からない!
教えて欲しいぐらいだった・・・。
練習コートでは、アッコ対シャラポワの練習マッチが有って、これが凄かったです。
練習とは言え、お互い真剣にプレイしていてホントの試合のようでした。
その後のスーハ対シャラポワも面白かった。
明日のオーダーを見ると、もの凄い試合数ですねー。
これは楽しめそう!

◇夕方ぐらいから3番コート(4番かも、センターに近い方です)でシャラポワが練習をしてました。
 ここにも観客がたくさん詰め掛けてましたねー。

前日の書き込みでカニャスを書きましたが、それに対してBBS仲間で中国にいらっしゃるMさんの情報が。
>私は金曜日、こちらでフィリポーシス対カナスのハイネケンオープン準々決勝、見たところですよ!
これにはびっくり!
カニャスって前日は上海で試合してたんですねー
いくら同じアジアで近いとはいえ、かなりの強行軍です。
ということは、フィリポーシスとの試合に勝ってたら、AIGは棄権だったって事ですね、きっと。
そう考えると、彼には気の毒ですが上海で負けてくれて良かったのかも(笑)
今後、見られるか分かりませんから、彼のプレイって。
(ファンの方、ごめんなさい・・・。)


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