第78回 全日本選手権大会
All Japan Tennis Championships 78th

最終日 2003/11/23(日)  戻る トップへ


恒例の書き込みです(笑)
全日本選手権の最終日、行ってきました。
今日は3試合だけでしたが、内容が濃い試合ばかりで全く少なくは感じなかったです。
修造君によると観客も8000人も入ったそうで、かなりの盛況でした。
その為、例によって遅れて行った為に(笑)かなり後ろの席しか空いてなくて、遠すぎてプレイ中の写真はあまり撮れませんでした。
第一試合終了後は、恒例の修造のトークコーナーで、これが面白くてかなり盛り上がってました(笑)
もともと客寄せにやってたようですが(本人が言ってた)、今はもうやる必要が無くなったので今年が最後のつもりでやると言ってたけど、来年もやって欲しいなー、これ。


◆本村剛一 def. 寺地貴弘 46 64 64 64
会場に着いた時は、既に2セット終盤になっていました。
試合全体としての感想は、勝敗やゲームを取る取らないに関らず、終始、寺地君のペースだったように思いました。
寺地君が何をしてくるか分からないので、本村君はかなりやりにくそうで、凡ミスもたくさんしてました。
試合序盤は見てないので分かりませんが、たぶん、1STセットは、本村君が強打したボールを寺地君がカウンターでポイントしてた展開じゃないのかな?
本村君は、自分の強打がアダになってしまうので、3RDセットでは意識的にボールのスピードを遅くしてたように思います。
スライスでコーナーを突いたり、トップスピン系のボールで返球したりするケースが多かったです。
そうやっていても、常に寺地君がリードする展開だったんですが、ブレイク合戦を僅差で制した本村君が3RDセットを取った辺りから、寺地君の調子が悪くなったようです。
最初はサーブの時に肘を気にしてたので肘の怪我かな?と思ったんですが、メディカルタイムアウトを控え室で取ったところを見ると、別の箇所だったんでしょうか?
そんな感じで、4THセットは逆に本村君がリードする展開でしたが、治療後に復活の兆しを見せ始めた寺地君がかなり頑張って、24から4オールに追い付くなど、かなり拮抗する展開でした。
でも、そこで再びブレイクされて、最後は本村君がキープして逃げ切り、去年に続いて連覇を達成しました。
結果としては、鈴木・本村時代を早く打破する選手が早く出てきて欲しいので、寺地君を応援してましたが残念でした。
でも、この試合、違うタイプのプレイヤー同士の試合で、かなり面白かったですよ。
今年の男子シングルスで印象に残った選手は、新たな強さを見せ付けた本村君、とにかく試合が面白くて今のテニスをどんどん磨いていって欲しい寺地君、それから、ますますショットやフィジカル面の強さを身につけた増田君ですね。
それ以外にも、宮崎君や伊東君など、将来が楽しみな選手も見られてよかったです。

◇試合の写真は、思いっきり遠いのしか有りません。
 それだけ人が一杯だったということです。

◇インタビュー(HNKか?)を受ける本村君。

◇その横でストレッチをする寺地君。
 ここに載せた以外にも写真が有るのですが、かなり入念にやってます。
 もともと状態が良くなかったところに、この11月の寒さだからでしょうか?

◇スコアです。
 たぶん、きれいに6と4が並んでるので写真を撮ったんだったような?

◇表彰式です。

◇そして、ウィナーズスピーチ、記念撮影と続きました。


◆佐伯美穂/吉田友佳 def. 岡本聖子/竹村りょうこ 75 61
まず思ったのは、竹村さんってダブルス上手いですねー。
序盤、試合を作ってたのは彼女のように思いました。
スコアも、途中までは42と岡本/竹村ペアがリードしていて、52に出来るポイントも何本も有りました。
でも、そこでブレイクされないのが佐伯/吉田ペアなんですよね。
これは昨日もそうでした。
試合の最初は、圧倒的に相手のペースなんです。
相手のサーブは簡単にキープされて、自分たちのサーブは苦労してキープする感じで。
で、先に1ブレイクはされちゃうんですが、2ブレイク目を絶対に許さないんです。
そうこうしてる内に、相手のペースが若干落ちてきた時に簡単にブレイクして、タイに持ち込んで流れをつかんでしまうんですよね。
これは、昨日の2試合と今日の決勝と、全く同じ感じの展開でした。
これって、友佳ちゃんの持ち味ですかね?
ということは、佐伯/吉田ペアは、どちらがリードするとかに関らず、友佳ちゃんがゲームメイカーなんでしょうね。
今年の女子ダブルスを見て思ったんですが、みんなネットダッシュを怖がらずにやるのは、もしかして愛ちゃんの影響でしょうか。
この試合も、お互いネットダッシュしての4アップのボレー合戦も結構有りました。
ヴァージニア/パオラぐらいになれば雁行陣も芸術的ですが、やっぱりボレー合戦は見ていて楽しいです。
なので、今年の女ダブはかなり面白かったですよ。

◇またまたいきなりですが表彰式です。
 その下はウィーナーズスピーチです。
 2人の表情が仲の良さを感じさせますね。

◇恒例の記念撮影です。


◆寺地貴弘/トーマス嶋田 def. 加藤純/増田健太郎 64 76(4) 64
いやー、この試合がまたスリリングで面白い試合でした!
男子ダブルスでこんなにも面白い試合見たのは、ジャパンオープンなどATPの試合を含めても初めてかも。
試合を引っ張るのは、ダブルス巧者のトミーとカトジュンかなと思ってましたが、今日はテラチンこと寺地君と、健太郎こと増田君(これじゃそのまま(笑))のプレイにも目を見張るものが有りました。
特に寺地君のリターンが今日の試合の結果を左右した、と言っても過言じゃないと思います。
加藤/増田ペアは、このリターンに手を焼き、Iフォーメーションや通常のフォーメーションからボレー時にサイドチェンジしたり(名前有るんだろうか?オーストラリアンフォーメーション?)して、何とかしようとしてましたが最後まで攻略することは出来なかったです。
それから、ダブルスの印象が無い増田君ですが、まるでダブルスプレイヤーのようなプレイに驚きました。
これは寺地君にも言えます。
もちろん、ホントに凄いと思えるショット(ローボレーなど)は、トミーとカトジュンが素晴らしかったです。
ウィナーズスピーチでトミーが言ってた事は、今日の試合はATPツアーで長年やってる自分からしても、ATPのレベルと差が無いという事です。
ダブルスって、だいたいどちらかのミスショットでポイントが決まると思うのですが、今日の試合はどちらかのウィナーで決まるシーンがとても多い試合でした。
そんな試合に興奮したのか、試合後はサインを求める若者がいっぱいでした。
(たぶん100人以上。)
女の子の集団などは、キャーキャー言いながら握手してもらっていて、まるでアイドルに接してるようでした(笑)
特に、カトジュンと寺地君が人気のようでしたね。
やはり、若いだけの事は有ります(笑)

◇例によってプレイ中の写真は少ないですが、試合終了後が良い感じですよね。
 こんな表情になるぐらいの試合だったということだと思います。
 もう一度、見てみたい組み合わせですね。

◇表彰式です。
 そしてウィーナーズスピーチと続きます。

◇そして記念撮影です。


最後の試合があまりに面白かったので、ひとつの大会で面白かった試合ベスト5とか付けて見ようかなと思ってやってみました。
1.男子ダブルスF 加藤純/増田健太郎 vs 寺地貴弘/トーマス嶋田
2.女子ダブルスSF 高瀬礼美/米村知子 vs 佐伯美穂/吉田友佳
3.男子シングルスQF 小野田倫久 vs 寺地貴弘
4.男子シングルス3R 岩見亮 vs 伊東猛
5.ミックスダブルスF トーマス嶋田/不田涼子 vs 五藤健介/五藤かおり
何か良い試合が多すぎて選ぶのかかなり大変なんですが、こんな感じでしょうか。
でも、これって見た場所(最前列で見たとか)にもよります。
この5試合は全部、前の方で見た試合です。
やっぱり、前で見ると迫力が違います。
みなさん、是非、生観戦しましょう!
(って、テニス協会の宣伝かい(笑))


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