東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis

本戦5日目 1990/2/3(土)  戻る トップへ


たぶん、この年が初めて東レに行った年だと思います。
最初にテニスに興味を持ったきっかけは、88年ウィンブルドンのマルチナvsクリスだったと思います。
たぶん、何気なくテレビ見たら試合中継をしてたんじゃなかったけ?
この辺はよく覚えてませんが、二人のライバルストーリーを放送でも言ってたんだと思います。
(うる覚えの上に推測ですけど・・・。)
最後のシーンも印象的で、ネットに行ったマルチナに対してクリスがロブを打ちました。
クリスは入ったと思ってましたが、レイトコールでアウトと判定されたんだったような?
どういう経過だったのか詳しくは覚えてませんが、もめたような感じでの試合終了だったような気がしますね。
と言っても、クリスが何か言ったとか抗議したとかではなかったはずです。
俺の記憶の中では、主審に確認する場面は有っても、彼女が抗議した場面は全く思い浮かびませんから。
でも、何か後味の悪い終り方だったのは確かですね。
そして、翌89年のフレンチ・オープンでノックアウトされました(笑)
この年は、アランチャとチャンの共に17歳での初優勝でした。
試合内容もかなり詳細に覚えてます。
まず4回戦のレンドルvsチャンですが、2セットダウンのチャンは試合中に軽い痙攣を起こしていました。
立てないとかでは無かったんですが、今と違って痙攣でトレーナーを呼べない時代でした。
だましだましプレイするしかない感じでしたね。
印象に残ってるのは、やはり有名なシーンのチャンがアンダーサーブをする場面です。
この当時は自分ではテニスをしてなかったので、「え?あんなことして良いのか?」って思いましたね。
それから、レンドルのサーブ時にサービスライン上でリターンの構えをしてました。
これにはレンドルも驚いて、主審のほうを見て何か言ってたと思います。
確かに試合中に相手にこれをやられたら、誰でも驚くと思います。
そんな感じで、あの手この手を使ってチャンが残りの3セットを連取して、当時のNo.1のレンドルに勝ちました。
決勝のエドバーグ戦も凄い試合でした。
1STセットはチャンが絶好調で簡単に先取します。
2ND&3RDセットは、エドバーグのネットプレイが冴え、これも比較的簡単に取りました。
4THセットのチャンが凄かったです。
彼のサービスゲームのほとんどが、0−40や15−40になるんですよ。
でも、これを何とか凌ぎながらオールキープの5−4まで持っていきました。
そして、次のエドバーグのサービスをブレイクして6−4で2セットオールにしました。
後に本人も語ってますが、これがホントに神がかりな感じでしたね。
あそこで1ゲームでもブレイクされてたら、彼の優勝は無かったでしょう。
実際、エドバーグも良いプレイをしてましたからね。
ファイナルセットは、疲れの見えてきたエドバーグを一蹴しての初優勝でした。
かなり長くなってしまいました。
これでも、はしょってるんですけどね。
細かく書こうとしたら、この5倍ぐらいは書けそうです(笑)
女子については、試合のなかで書ければ、と思います。
それでは、ようやくですが試合に行きます。


◆Arantxa Sanchez-Vicario (ESP)[2] def. 雉子牟田明子 (JPN) 6-4 6-2

これは結構覚えてる試合です。
会場に入った時は、既に試合がやってたと思います。
前年の89年のフェレデーションカップが有明開催で開放的な雰囲気だったのに比べ、シーンとしてて緊張感いっぱい!
まず、その雰囲気に圧倒された感じでした。
選手も客もみーんな緊張してて、こっちまでかなり緊張してました(笑)
雉子牟田姉さんへの応援もほとんどなく、淡々と試合が進んでったように思います。
試合後のインタビューでアランチャは、開催国の選手が相手だから周りがみんな敵になると覚悟してたって言ってました。
でも、そんなことなかったけど、どうなってるの?って感じだったんでしょう。
スペインでは自国選手への応援が凄いんでしょうねー、きっと・・・。
東レは応援すると注意されますからね・・・。
試合自体は、会場の雰囲気に圧倒されてあまり覚えてません(笑)
写真もほとんど撮ってませんねー。
下の2枚でほとんど全部です。
そんな感じで(?)第2シードのアランチャが決勝進出しました。

◇試合終了の握手です。
 室内なので、やっぱりピンボケ写真が多いですね。


◆Steffi Graf (GER)[1] def. Manuela Maleeva-Fragniere (SUI)[3] 6-4 6-4

そして、大会の目玉、断トツの優勝候補のシュテフィの登場です。
彼女はフェデレーションカップでも見ましたが、その強さは半端じゃなかったです。
モニカが台頭してくる91年(つまり、この翌年)辺りからは拮抗した試合も増えてきますが、88〜90年は凄すぎです。
強いと言って、今(2004年)のエナンやちょっと前のヴィーナス、セリーナを思い浮かべる方も多いでしょうが、そんなもんじゃ有りません。
シュテフィが勝つのは当たり前、相手は何分コートに立っていられるかの勝負ですからね。
TOP10相手でも大人と子供のような試合で、勝つとか負けるとか以前の問題でした。
これって、この時代を知らない人には、きっと文章だけじゃ分からないでしょうね。
何と書いたら分かってもらえるのか、こっちも分かりませんから(笑)
この時のマニュエラは、シュテフィ相手に各セット4ゲームも取ってます。
これはかなり頑張ったんじゃないかなー。
試合はあまり覚えてませんが、スコアを見てそう思いました。
写真はマニュエラばっかりになってます。
シュテフィも結構取ってますが、ボケボケで載せられません・・・。

◇試合終了です。
 後ろにピントが合ってるのが何とも・・・。


◆Gigi Fernandez/Elizabeth Smylie (USA/AUS)[2] def. Katrina Adams/Lori Mcneil (USA/USA)[3] 6-3 6-4

ジジとリズが組んでたんですね。
これはかなり強そうです。
彼女達は第2シードなので、第1シードは誰かと見ると・・・。
メアリージョーとラリサでした。
これはちょっと意外なペアリングですね。
でも、1回戦(マニュエラ&悦ちゃんペア)にファイナルセットのタイブレイクで勝った後にリタイヤしてます。
何が有ったんでしょう?
今となっては分かりませんけどね。
相手のカトリナ&ロリも、かなり強かった印象が有ります。
思い出してくと、当時はネットプレイヤーって多かったですねー。
今(2004年)では信じられませんけど。
今じゃネットプレイヤーってリサぐらいかな?
試合のほうはよく覚えてませんが、ジジ/リズが競り勝ったようです。

◇休憩中のリズとジジ。

◇そして、試合終了です。


◆Jo-Anne Faull/Rachel McQuillan (AUS/AUS) def. Sandy Collins/Jill Smoller (USA/USA) 4-6 6-1 6-2

これは、レイチェル以外はあまり覚えてない選手が多いですね。
名前は覚えてるんですよ。
でも、顔とかプレイスタイルはちょっと・・・。
って感じですねー。
ドローを見ると、お互いにノーシード(たぶん)で決勝進出のチャンスです。
後半はレイチェル/ジョアン組が押し切ったようですね。
※ちなみに、東レのHPのドロー間違ってます。
 HPではコリンズ/スモーラー組が勝ったことになってます。
 でも、翌日の写真を見ると違ってますから。
 (翌日分書いてる時に気が付いて修正しました。)

◇この試合を観戦するジジ(左)とリズ(右)。
 真ん中はリズのダンナでしょうか?
 いや、コーチか?

◇試合終了です。
 またしても後ろにピントが・・・。


こんなに時間が経ってしまうと、やっぱり試合内容はあまり覚えてないですね。
でも、会場の静けさだけは、はっきりと覚えてます。(笑)
翌日も見に行ってます。
そちらの写真も見るのが楽しみです。


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