ニチレイ・レディス
Nichirei Ladies
最終日 1990/9/30(日)
戻る トップへ
ニチレイ・レディスの最終日です。
相変わらず試合の詳細は思い出せません。
写真が残ってなければ、見に行ったことすら覚えてないかも。
いや、メアリージョーの初優勝を見たのははっきり覚えてます。
しかし、それがテレビだったのか生観戦だったのか、今ひとつはっきりしませんねー。
こうやって少しづつ昔のことを忘れてくんでしょうね。
こりゃ、ますます早く観戦記を書くようにしないとマズイかも(笑)
それでは試合に行きます。
◆Mary Joe Fernandez (USA)[4] def. Amy Frazier (USA)[8] 3-6 6-2 6-3
1STセットはエイミーが取りますが、メアリジョーが逆転で勝利してますね。
メアリージョーの試合では多いパターンのように思います。
やっぱり突然のように戦法を変えたり、要所でバスルームブレイクを取ったりしたんでしょうか?
彼女はそういうことをする割には嫌われてるって話はあまり聞きませんね。
ダブルスも多くの選手と組んでるし。
つまり、ルール違反はしてないってことでしょうね。
だから相手も仕方ないと思うしかないし、許せるんでしょう。
というか、テニスという競技自体が、そもそも意地悪なスポーツですよね。
対人競技は球技、格闘技など色々有りますが、もっとも意地悪が出来るんじゃないですか?
これは1対1の競技ということも有るし、コートが広いってことも有るでしょうね。
柔道、相撲、ボクシングなどの格闘技などは、のらりくらりいじめてると一発逆転が有るでしょう。
同じ球技でも、バレーや野球などのチームスポーツは意地悪がそれほど際立たないでしょう。
テニスと似た個人競技だと卓球が思い浮かびます。
でも、コートが狭いので、コートの端から端まで緩いボールで走らせるってことは出来ないでしょう。
自分がテニスやってるってのも有りますが(他の競技は学校ぐらいでしかやってない)、テニスが一番意地悪出来ますよ。
だって、相手は疲れてないのに、こっちばっかり疲れてるっていうの結構有りますからねー。
また話が変なほうに行ってますが(笑)、だから観戦がこんなに面白いんだと思います。
10人いれば10通りのプレイスタイルが有ると言ってもいいぐらい、様々なフォームや戦法が有り、見ていてあきません。
広いコートを一人(または二人)で守るので、色々な陣形も出来ます。
サービスダッシュやリターンダッシュも有るし、ループボールを打ち続けるのも有るし、ドロップショット連発など、
ホントに色んな作戦が有ります。
自分でテニスやって思うのは、テニスコートって凄くよく考えられた広さだなーってことです。
守るには広すぎて、攻めるには狭すぎるのです。
つまり、守りだけでも勝てないし、攻めだけでも勝てません。
両者をミックスしないと、どんなトップ選手でも勝てないと思います。
だって、フェデラーやセリーナが攻めだけで勝ってるとは思わないでしょう?
もちろん攻めは凄いですが、それだけではとても勝ち続けることは出来ないでしょう。
ロディックだってサーブ以外ではトップスピンも打つし、
攻めだけと思われがちなリンジーも相手の強打を上手くいなしてスピードボールにしてると思います。
TOP100に入るような選手は、程度の差は有るものの、攻めと守りを上手くミックスして戦ってると思います。
そこがテニスに凄く引かれる要因のひとつでしょうね。
かなり脱線したので試合に戻ります(笑)
最初の写真は、たぶんウォームアップの時ですね。
メアリジョーもですが、エイミーの写真はラケットにボールがくっついてるように撮れました。
こういうのって他の大会でも数枚有りますが、撮ろうと思って撮れるもんじゃないんですよね。
まー、偶然の産物です(笑)
エイミーはのしかかるようなショットが印象的ですが、3段目の写真もそんな感じです。
こういう選手は最近は少なくなったように思います。
これだと、次のショットへの対応が遅くなるからですかね?
それだとしても、ショットの威力は有りそうです。
でも、2NDセット以降は、メアリージョーも慣れてきたのかも。
エイミーが強打したボールをメアリージョーがコースを変えてオープンに打ってネットに、って展開だったのかもしれません。
全くの想像で書いてますが、結構合ってるかも(笑)
メアリージョーは、この勝利が初優勝だったみたいですね。
これは意外でした。
彼女はコンスタントに勝ちながらも、後一歩が出なかったんでしょう。
初優勝してからは、結構、優勝してたと思います。
初優勝で驚いたのは、ナターシャもですね。
彼女も長らく優勝が無かったですが、確か、年初のオーストラリアで突然の2連勝したはずです。
そんなわけで(?)、メアリージョーの初優勝は日本でした。
◇優勝インタビューを受けるメアリージョーです。
こういうのも始めてだったでしょうね。
◇表彰式です。
ニチレイはトロフィではなくプレートみたいですね。
表彰式だからかもしれませんが、照明が明るくなったように思います。
試合の時もこれぐらいの照明だったら、かなり良く撮れたはずなんですが。
まー、これじゃ眩しすぎて試合どころじゃ無さそうですけど(笑)
◇退場するエイミーとメアリージョーです。
これがこの大会で一番良く撮れた写真ですね。
間近で照明が当たってるってのが大きいと思います。
◆Mary Joe Fernandez/Robin White (USA/USA)[2] def. Gigi Fernandez/Martina Navratilova (USA/USA)[1] 4-6 6-3 7-6(4)
これは面白い顔合わせですね。
名前だけ見ても面白そうだと思えるし、スコアを見ても実際そうだったんでしょう。
大方の予想ではマルチナ/ジジの優勝だったことでしょう。
そこをメアリージョー/ロビンがセットダウンながらも踏ん張って、ファイナルセットのタイブレイクまで持ち込んだのでしょう。
マルチナとジジは結構組んでたように思います。
ジジは今で言えばスヴェタのような立場でしょうか?
マルチナと組むことによって得ることは多かったと思います。
俺が見た時のジジは既にネットプレイヤーって感じでしたが、マルチナと組んだ当初はどうだったんでしょうね。
スヴェタはアランチャに試合展開を教わり、マルチナにネットプレイを教わったようなイメージが有ります。
これは俺が見た感じで、それぞれアランチャ、マルチナと組んだスヴェタが成長したなって思える部分です。
ジジの場合もネットプレイだったのかな?
その前のパムとはどうだったんでしょう?
パムはデカラケで登場した最初の選手と聞いたことが有ります。
そんなことも有ってか、同じネットプレイヤーながら、かなり違うスタイルのように思いました。
彼女はマルチナの最初の生徒かな?
パムは違うって言いそうですけど(笑)
やっぱり年齢もそれほどは違わないと思うので、先輩後輩って感じかも。
それとパムよりもジジのほうがマルチナのプレイに近い感じはします。
試合に戻りますが、写真を見るとタイブレイク中(たぶん)に照明が消えたようです。
(写真は載せてませんが。)
これは何となくですが覚えてます。
突然真っ暗になって、試合は当然のように中断。
しかも一番重要なファイナルセットのダイブレイクで!
写真からその時のスコアを見ると、マルチナ/ジジが4−3でリードした場面でした。
最終スコアを見ると、そこからメアリージョー/ロビンがポイントを取り続けての勝利でした。
これは照明が消えたのがとても大きかったと言わざるを得ません。
まー、雨と同じようなもので、仕方ないと選手は思うしかないんでしょうかね。
そんなわけで、メアリージョー/ロビンがファイナルセットのタイブレイクで劇的な優勝。
メアリジョーは単複2冠の優勝でした。
◇表彰式です。
マルチナとジジが浮かない表情なのは、あの負け方だったからでしょうかね。
それでもマルチナは笑顔になってますが、ジジは怖い・・・。
メアリージョーはこっち見てくれてます(笑)
ロビンも良い笑顔です。
この日はこんなところです。
メアリージョーの初優勝を見れたのはとても良かったです。
後から見ると、シード選手もかなり豪華でした。
1.Martina Navratilova (USA)
2.Monica Seles (USA)
3.Katerina Maleeva (BUL)
4.Mary Joe Fernandez (USA)
5.Manuela Maleeva-Fragniere (SUI)
6.Jennifer Capriati (USA)
7.Helena Sukova (CZE)
8.Amy Frazier (USA)
当時を知ってる方がこれを見れば、その豪華さが分かると思います。
その8人が順当にベスト8に進出。
QFは接戦が多く、見逃せない対戦でした。
(見てないけど・・・。)
俺としては、たぶん、当時はマルチナとモニカの決勝を期待してたはずです。
それは残念ながら見れませんでしたが、代わりにメアリージョーとマニュエラの試合が見れたのは凄く良かったです。
ダブルス決勝も色んな意味で面白い試合でした。
ニチレイは有明開催になった翌年からも非常に印象深い大会です。
2003年から有明開催のティアUが無くなったのは、WTAファンとしては非常に痛いです。
戻る
トップへ